うつ病で教員を辞めた私がWebライターで
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うつで退職した元教員が転職エージェント2社に連絡してみた|一般枠と障害者枠で言われた現実

うつで退職した元教員が転職エージェント2社に連絡してみた|一般枠と障害者枠で言われた現実

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こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。

うつ病で3年間休職し、最終的に教員を退職した私。療養を続けるなかで、頭の片隅にずっと居座っていたのが「この先、どうやって働いていけばいいんだろう」という不安でした。

そこで私は、まだ働ける自信もないまま、思い切って転職エージェントに連絡してみることにしました。しかも、一般雇用枠のリクルートエージェントと、障害者雇用枠のdodaチャレンジの、両方にです。

先に正直に言っておくと、私は最終的に、企業への転職活動そのものは行っていません。それでも、両方に連絡して本当に良かった、というのが嘘のない感想です。この記事では、うつ病で休職・退職した元教員が、一般枠と障害者枠の2つのエージェントで実際に何を言われたのか、「病気のことは伝えるべきか」「転職できなかったらどうするか」まで、私の体験をすべて包み隠さずお話しします。

そもそも、うつ病・休職中でも転職エージェントは使えるのか

結論から言うと、使えます。法律上、休職中に転職活動をしても問題はありません。実際に私も、休職期間中に登録しました。まだ復職か退職かも決めきれていない、宙ぶらりんの状態でしたが、「情報だけでも集めておきたい」という気持ちで、おそるおそる無料会員登録のボタンを押しました。

意外だったのは、これだけ手厚いサポートが「無料」だということです。求人紹介も、履歴書や面接の準備も、キャリアの相談も、すべてお金はかかりません。正直、最初は「ここまで無料なのは、何か裏があるのでは」と怖くなりました。でも仕組みを知って納得しました。転職エージェントは、企業に合った人材を紹介し、採用が決まると企業側から手数料を受け取る仕組みになっているのです。だから、求職者である私たちは、安心して無料で使えるわけです。

一般枠と障害者枠は何が違う?私が「両方」に連絡した理由

転職エージェントには、大きく「一般雇用枠」と「障害者雇用枠」の2種類があります。障害者雇用枠は、障害者手帳を持っていないと使えません。私はうつ病で精神障害者保健福祉手帳の2級を取得していた(取得のいきさつはこちら手帳のしくみはこちら)ので、一般枠と障害者枠の、両方の選択肢がありました。

私の中では、うつ病からの再出発の道筋を、こんな順番で考えていました。まず障害者手帳を取り、一般枠と障害者枠の両方に窓口を持つ。次に、それぞれのエージェントで情報を集め、採用試験に進めそうなら進む。もし組織で働くのが難しければ、個人事業主(フリーランス)になる道も視野に入れる——。この記事は、その最初の「両方のエージェントに連絡してみた」段階の記録です。

一般枠と障害者枠では、求人の性質も、企業が求めるものも、まるで違います。それなら、それぞれのプロが何と言うのかを、両方の耳で聞いてみたい。そう思って、私は2つの扉を同時に叩いてみることにしたのです。

一般枠(リクルートエージェント)の電話面談で言われた、3つの現実

まず登録したのが、一般枠のリクルートエージェントでした。無料の会員登録をし、専用ページでキャリアシートや職務経歴書を提出。その後、担当のキャリアアドバイザーと電話面談を行いました。

驚いたことに、担当の方自身が、過去にパワハラでうつ病になり、数年かけて復職した経験を持つ方でした。だからか、私の話を親身に聞いてくれました。そのうえで言われたのは、かなり現実的な3つのことでした。

1つめ。フルタイム・高スキルが前提。リクルートエージェントが扱うのは、正社員・契約社員のフルタイム求人が中心で、求められるスキルの水準も高い。「就業中の配慮は必要ない」という医師のお墨付きがない限り、応募は難しい、と。

2つめ。休職中はハードルが高い。書類選考があるため、現在も休職中だという事実は、オープンにする必要がある。そして休職中であることは、採用のハードルをかなり上げてしまう、と。教員しかやってこなかった私にとって、一般企業への応募は、能力の面でもハードルが高い、という率直な指摘もありました。

3つめ。とにかく焦らないこと。いきなり正社員を目指すのではなく、まずはボランティアやパート、アルバイトなど、ハードルの低いところから徐々に社会復帰していくのがいい。ハローワークや知人のつて、転職サイトのような入口の低いものも併用するといい、と勧められました。

担当は連続3ヶ月しか付けないとのことで、私の状況を踏まえ、一旦ここで区切ることに。それでも、初対面かつオンラインのやりとりで、これだけ正確な情報と的確な助言をもらえたことで、納得して次のステップに進めました。利用して本当に良かった、というのが正直な感想です。

障害者枠(dodaチャレンジ)のショートインタビューで見えた現実

次に連絡したのが、障害者雇用枠のdodaチャレンジです。運営は、パーソルグループのパーソルダイバース。障害者雇用に特化したエージェントで、公式にはカウンセリング満足度93%、入社後半年の定着率およそ96%という数字を掲げています。

私の場合は、無料登録のあと、手帳の等級をマイページに登録して支援の再開を希望し、電話でのショートインタビューを受けました。そこで聞いた「障害者雇用の現実」は、とても具体的で、参考になるものでした。

  • この5年で、精神疾患や発達障害による手帳取得者が増え、1つの求人枠に10〜20人が応募する状況。10社受けても、面接まで進むのは1〜2社ほど。
  • 企業が何より重視するのは、体調の安定性。長く勤めてもらうことを期待している。
  • 障害者雇用枠の条件に「週20時間以上の勤務」とあるが、体調不良や通院を見込んで、企業は25〜30時間を目安にすることが多い。まず主治医と相談し、その時間の勤務がOKとなってから活動開始、と。
  • 年収は200万円程度から。固定時間で残業が少ない、メーカーやIT企業の事務職の求人が多い。教員時代にWordやExcel、電話対応などをしていれば、その経験で十分対応できる。一方、教育やサービス業は休日出勤や対人対応が多く、求人は少なめ。
  • 求人情報はメルマガでも届くが、ハローワークにも障害者雇用枠の情報があるので、並行して使うと良い。

そして、印象に残ったのが、次の助言でした。休職者・離職者は、書類選考で不利になりやすく、転職してから最初の3ヶ月で体調を崩す人が多い。だからこそ、いきなり就職を目指すのではなく、リワークや就労移行支援事業所に事前に通っておくのもおすすめ、と。リワークは病院と連携したもの、就労移行支援事業所は民間のもので、週3回程度から通えるそうです。

また、私が「体調の改善と情報収集のほかに、何かやっておくことは?」と尋ねると、「パソコンに少し触れておくのは損はないが、資格を取ろうとすると、たいてい頑張りすぎて体調を崩す。今の療養リズムを崩さなくていい」と。企業は資格よりも体調の安定性を最重視しているから、無理はしなくていい、という言葉に、ずいぶん救われました。「何かあれば、いつでも気軽に担当に連絡していい」とも言ってもらえました。

もちろん、良いことばかりではありません。口コミを見ると「地方だと紹介できる求人が少ないと言われた」という声もあります。住む地域や希望職種によって、合う・合わないはあるでしょう。それでも私自身は、突然の利用にもかかわらず、自分の状況や悩みに丁寧に寄り添って助言をしてくれたことが、大きな支えになりました。「必要になったときには、迷わず、また支援をお願いしたい」。そう思えるだけの、真剣な対応でした。障害者雇用枠を選ぶかどうかで揺れた本音は、こちらの記事にも書いています。

※障害者雇用枠を少しでも考えているなら、まず無料で話を聞いてみるだけでも、頭の中がずいぶん整理されます。私が実際に相談して助けられた障害者雇用専門のエージェントが「dodaチャレンジ」です(この記事の最後にリンクがあります)。

「病気のことは、伝えるべき?」オープン就労とクローズ就労

うつ病を抱えて一般枠で働く場合、2つの道があります。病気を会社に伝えて働く「オープン就労」と、伝えずに働く「クローズ就労」です。どちらを選ぶかは、転職活動を始める前に決めておく必要があります。

ただ、リクルートの担当からは、「クローズを希望しても、書類選考で休職の事実はオープンにせざるを得ない」と言われました。一般枠のエージェントは企業との信頼関係があるため、病気を隠したままの利用は、現実には難しいのです。一方、障害者枠は、最初から配慮を前提に話が進みます。病気と付き合いながら、無理なく長く働きたいなら、障害者枠のほうが体調への配慮を得やすい、というのが両方を使ってみた実感です。

いきなり就職しない、という選択肢——リワークと就労移行支援

両方のエージェントで共通して勧められたのが、「いきなり就職を目指さないこと」でした。特に休職・離職から間もない時期は、勢いで就職しても、最初の数ヶ月で体調を崩してしまう人が少なくないそうです。

その橋渡しになるのが、リワークと就労移行支援です。リワークは、病院と連携した復職・再就職のためのプログラム。就労移行支援事業所は、民間が運営する、働く前の準備を整える場で、週3回程度から通えるところが多いとのことでした。エージェントの求人紹介と並行して、こうした「助走期間」を挟むことで、再就職後に長く働ける土台をつくれる。焦る必要はない、と背中を押してもらえた気がしました。

もし転職が難しくても、大丈夫。私が選んだ「もう一つの道」

正直に打ち明けると、私は両方のエージェントを使いながら、最終的に、企業の採用試験は受けませんでした。「受けない」と前向きに決めたというより、「受けて働き続ける自信がなかった」というのが正確なところです。

うつ病になってから、以前のようにフルパワーで動けなくなりました。古い携帯電話のように、充電に時間がかかるうえ、満タンにしてもすぐに切れてしまう。対人面でも自信をなくし、あれだけ手厚いサポートを知ったのに、採用試験に足を踏み入れることができませんでした。(うつ病になったら、組織で働けず、転職もできない。人生、詰んだ……)——正直、そう思いました。

でも、大丈夫でした。組織で働くのが難しくても、自分の心身に合わせて、規則正しく、対人対応を少なめにして働く道があります。それが「個人事業主(フリーランス)」になることです。個人事業主なら、基本は個人での仕事。もし組織に雇われる形をとっても、対人対応の量をある程度自分でコントロールできます。会社員になるより、対人面で自分に決定権が多く残るのです。

個人事業主の仕事は、案外身近にあります。せどり、動画編集、プログラミング、Webデザイン、ハンドメイド、YouTube配信、ブログ運営、コンテンツ販売、SNS運用、そしてWebライター——スマホやパソコンがあれば、場所を選ばずにできるものばかりです。会社員をしながら、副業として個人事業主になる「二刀流」も、今は珍しくありません。私は最終的にこの道を選び、Webライターとして再出発しました(収入ゼロから立て直した方法はこちら)。「個人事業主という選択肢がある」と知っただけで、一気に視界が明るくなり、生きる希望が湧いてきたのを、今でも覚えています。

あわせて考えたい、うつ病と「障害年金」

転職や再就職と並行して、ぜひ視野に入れてほしいのが、障害年金です。障害年金は、働きながらでも受給できる可能性のある制度で、退職後の生活の土台になります。ただ、社労士に依頼する人もいるほど、申請には知識が必要で、複雑な制度でもあります。私は自力で申請しました。その詳しい進め方はこちらの記事にまとめています。転職活動と生活の基盤づくりは、両輪で考えておくと安心です。

うつ病で転職エージェントを使うときの、私なりの進め方

体験を踏まえて、私なりの順番をまとめておきます。

  1. まず、障害者手帳を持っているか確認する(あれば障害者枠も使える)
  2. 一般枠と障害者枠のエージェントを、1つずつ、両方登録して話を聞く
  3. とにかく焦らない。リワークや就労移行支援を間にはさむのも一つの手
  4. 「病気を伝えるか(オープン/クローズ)」を先に決めておく
  5. 組織で働くのが難しければ、個人事業主という道も視野に入れる

大事なのは、いきなり決断しないこと。まずは無料で登録して、プロに話を聞いてみる。それだけでも、頭の中が整理され、前向きに療養を続けられるようになります。

よくある質問(うつ病と転職エージェント)

Q. 休職中に転職活動をしても大丈夫?
A. 法律上、休職中に転職活動をしても問題はありません。実際に私も休職中に登録しました。ただし、書類選考で休職の事実を伝える必要が出てくる点は、頭に入れておきましょう。

Q. 転職エージェントは本当に無料?
A. 無料です。エージェントは、採用が決まると企業側から手数料を受け取る仕組みのため、求職者は費用をかけずに使えます。

Q. 障害者手帳がないと障害者雇用枠は使えない?
A. 使えません。障害者雇用枠の求人に申し込むには、障害者手帳が必要です。手帳がない場合は、一般雇用枠の求人が候補になります。

Q. 病気のことは、エージェントや企業に伝えるべき?
A. 一般枠では、書類選考の関係で休職の事実はオープンにせざるを得ないのが実情です。伝えずに働く「クローズ就労」を強く望むなら、そもそも一般枠は難しくなります。障害者枠は、最初から配慮を前提に進みます。

Q. 障害者雇用の年収や職種は?
A. 私が聞いた範囲では、年収は200万円程度から。固定時間で残業が少ない、メーカーやIT企業の事務職が多いそうです。教員時代のWord・Excel・電話対応の経験でも十分対応できる、と言われました。

Q. 転職エージェントで、すぐに就職しないといけない?
A. いいえ。むしろ「焦らないこと」を両方のプロが強調していました。最初の3ヶ月で体調を崩す人が多いため、リワークや就労移行支援を間にはさむのも有効です。

Q. 結局、企業に転職できなかったら?
A. 個人事業主(フリーランス)という道があります。対人対応の量を自分で調整でき、心身の状態に合わせて働けます。私自身、この道でWebライターとして再出発しました。

まとめ

  • うつ病で休職中・退職後でも、転職エージェントは無料で使える(企業が手数料を払う仕組み)
  • 手帳があれば、一般枠と障害者枠の両方が使える
  • 一般枠(リクルート)はフルタイム・高スキル寄りで、休職中・クローズ就労にはハードルが高い
  • 障害者枠(dodaチャレンジ)は体調の安定性を重視し、無理なく長く働く前提の相談に向く
  • どちらのプロも「焦らないこと」を強調。リワーク・就労移行や、個人事業主という道もある

働き方は、一人で抱え込まなくていい。プロの力を借りていい。私はそう実感しています。うつ病を抱えての障害者雇用枠の転職を考えるなら、私が実際に相談して助けられたdodaチャレンジは、最初に話を聞いてみる相手として、安心できる選択肢の一つだと思います。

それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!


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