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こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。
休職2年目のある週末、リビングの隅に積み上がっていた段ボール箱をふと開けたとき、着なくなった服、使わなくなった雑貨、読み終わった本が、想像以上にぎっしり詰まっているのが目に入りました。
(こんなに物を溜め込んでいたのか…)
その日から、私は、少しずつメルカリで不用品を売り始めました。
3年間の休職を経て教員を退職し、フリーランスのWebライターとして暮らしている私が、休職中に取り組んだ「不用品販売」について書いていきたいと思います。
始める前は、(数百円のために、梱包して発送するなんて、割に合わないんじゃないかな…)と思っていました。
しかし、実際にやってみると、「お金が入る」以上に、「気持ちが楽になっていく感覚」があり、想像以上に、療養にプラスに働いた取り組みとなりました。
休職2年目、部屋の中は「使わないもの」で溢れていた
私の場合、休職に入り、自宅で療養する日々が続く中で、いやでも部屋の中と向き合う時間が増えていきました。
教員時代は、朝から夜まで学校で過ごし、家は「寝るだけの場所」でした。家事や片付けは、空いた時間に表面をなぞる程度にしか取り組めておらず、部屋の中には、いつ買ったのかも思い出せない物が、少しずつ溜まり続けていました。
(この服、もう何年着ていないんだろう…)
(このゲーム機、まだ動くのかな…)
休職して、家で過ごす時間が長くなるにつれて、部屋の中の「使わないもの」たちが、視界の中で存在感を増していきました。
うつ病の症状で、頭がうまく働かない時期は、目に入る物の量そのものが、心にとっての負荷になります。散らかった部屋を見るだけで、(何かしなきゃいけないのに、何もできない…)という焦りが強くなり、自分をさらに追い詰めていく感覚がありました。
休職中の日々の過ごし方については、うつ病で休職中の1日はどう過ごした?元教員が3年間でたどり着いた日課にも書いていますので、よろしければ参考にしてください。
お金の勉強で知った「不用品販売」という選択肢
そのような中で、私が本格的に不用品販売に取り組み始めたきっかけは、休職中に始めたお金の勉強でした。
リベ大の両学長の発信を毎日のように見るようになり、家計簿をつけ、固定費を見直していく中で、家計改善のための行動リストの中に「不用品販売」という項目が出てきました。
(家の中で眠っている物を、お金に変えるという考え方があるのか…)
恥ずかしながら、それまでの私にとって、フリマアプリは「他人の物を安く買う場所」で、「自分の物を売る場所」という発想がありませんでした。
しかしながら、勉強を進めていく中で、不用品販売には家計の下支えとしての意味だけでなく、「物を減らすことで、思考のスペースを空ける」という副次的な効果もあることを知り、(これは、休職中の自分にこそ必要なことかもしれない…)と感じ始めました。
そして、メルカリのアプリをダウンロードし、「不用品販売」がスタートしました。
最初の1件が売れた日、想像以上に嬉しかった
私の場合は、最初に出品したのは、もう何年も着ていなかった服でした。
写真を撮って、簡単な商品説明を書いて、値段をつけて、出品ボタンを押す。
(こんな古着、欲しがる人いるかな…)
半信半疑で待っていたところ、数日後、通知が鳴り、「購入されました」の文字が画面に表示されました。
(え、売れた…?!)
金額そのものは、決して大きなものではありませんでした。
ただ、自分にとって不要になっていた物を、それを必要としてくれる誰かに届けられた、という事実が、想像以上に嬉しく感じられたのを、今でもよく覚えています。
うつ病の症状で、自己肯定感がかなり下がっていた時期です。「働けない自分」「収入を家に入れられない自分」への負い目が常に頭の片隅にあり、(自分は、家族の役に立てていない…)という感覚に、日々押しつぶされそうな日々でした。
そのような中で、(自分の物が、誰かの役に立った。そして、家計の足しにもなった…)と感じられたことは、金額の大きさとは全く別の次元で、心を軽くしてくれる出来事でした。
物が減っていくにつれて、頭の中も少しずつ整理されていった
出品を続けていく中で、少しずつですが、部屋の中の物が減っていきました。
服、本、雑貨、使わなくなった家電の付属品、子どもたちのおもちゃで卒業したもの…と、1つずつ手放していくうちに、部屋の中の風景が、目に見えて変わっていきました。
(部屋がすっきりすると、こんなに気持ちが違うんだな…)
これは、実際にやってみるまで、自分でもピンと来ていなかった感覚です。
物が減ると、目に入る情報の量が減ります。目に入る情報の量が減ると、頭の中で処理しなければいけないことが減り、思考が少しずつクリアになっていきます。
うつ病の療養中、頭の中は常に霧がかかったような状態で、簡単な判断にも大きなエネルギーを使う状況でした。しかし、部屋の中が整理されていくにつれて、頭の中の霧も、少しずつ薄くなっていくような感覚がありました。
精神科医の解説を見ていると、「環境を整えることが、心の状態にも影響する」とよく言われますが、私の場合も、まさにその通りだったと思います。
不用品販売は、単なる「小遣い稼ぎ」ではなく、「物を減らして、思考のスペースを空ける」という、療養そのものを支える行為になっていました。
「家計の下支え」と「気持ちの軽さ」の両方を得られた
私の場合は、休職中の家計は、決して余裕のあるものではありませんでした。
病気休暇の給与満額支給から、休職1年目の8割支給、その後は傷病手当金へと、収入は段階的に減っていきました。休職中の給与変化については、教員はうつ病になったら休職できる?仕組みや手続きの方法は?に詳しく書いています。
そのような中で、不用品販売で得られた金額そのものは、家計を劇的に変えるほどのものではありません。
しかし、(今月、少しだけ収入を自分の手で得られた…)という小さな実感は、収入が減り続けていく通帳を眺める毎日の中で、大きな心の支えになりました。
そして何より、「気持ちが軽くなった」という副次効果が、当初の想定をはるかに超えていました。
(お金が入ることそのものより、部屋がすっきりして、頭の中まですっきりする感覚のほうが、自分にとっては大きなことかもしれない…)
出品と発送を続けていく中で、そう感じるようになりました。
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くたった1つの道。
数百円の売上でも、それを積み重ねていくことで、部屋も、家計も、そして自分の気持ちも、少しずつ、確かに変わっていきました。
まとめ
うつ病で休職中の私が、不用品販売を始めてみたら、思っていたより気持ちが楽になった話を書きました。
私の場合は、
– 休職中、家で過ごす時間が増えたことで「使わないもの」がかなりあることに気づいた
– お金の勉強の中で、不用品販売という選択肢を知った
– 最初の1件が売れた日、金額以上に「誰かの役に立てた」実感が嬉しかった
– 物が減るにつれて、頭の中も少しずつ整理されていった
– 家計の下支え以上に、気持ちの軽さという副次効果が大きかった
という流れになりました。
うつ病は、決して終わりではありません。
私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
もし、今、休職中で、(何かしなきゃいけないのに、何もできない…)と感じている方がいたら、まずは、家の中の「使わないもの」を1つ、手放してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
コツコツと、一歩一歩、自分のペースで、やっていきましょう。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
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