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こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。
「いきなり休職って、できるものなんでしょうか?」
私自身、うつ病と診断されてからしばらくの間、職場にはそのことを伝えず、だましだまし勤務を続けていた時期がありました。
(休職したいけど、どうやって申請するんだろう…)
(そもそも、診断書をもらえば、その日から休めるのか…)
(病気休暇と休職って、何が違うんだ…)
そんな疑問が、頭の中をぐるぐる回っていたのを、今でもよく覚えています。
今回は、教員がうつ病で休職するまでの実際の手順と、「病気休暇」と「休職」の違いについて、3年間休職した私の体験をもとに書いていきます。
「病気休暇」と「休職」は別の制度です
私の場合は、休職に入るまで、「病気休暇」と「休職」が別の制度であることを、正確には理解していませんでした。
(休みたい=休職する、というイメージしかなかったな…)
というのが、正直なところです。
しかしながら、地方公務員には、正式に休職に入る前の段階として、「病気休暇」という有給の休暇制度が用意されています。
私の場合は、
– 病気休暇(最初の6ヶ月):給与満額支給
– 休職期間(最長3年):最初の1年は給与の8割、その後は給与0円→傷病手当金
最初の6ヶ月は、有給扱いで給与が満額もらえる「病気休暇」。
それを終えても復帰が難しいと判断された場合に、「休職」という身分に切り替わる。
つまり、病気休暇+休職を合わせて、合計3年半の間、教員という身分を保ったまま、療養に専念することができる仕組みになっていました。
(こんなにしっかりした制度が、用意されているのか…)
休職に入ってから制度の全体像を知ったときには、思わず安堵のため息が漏れたのを、今でもよく覚えています。
なお、休職期間中の手取りの変化については、教員がうつ病で休職したら給料はいくら?3年休職した私の手取りを正直に公開しますに書いていますので、合わせて読んでいただけたら幸いです。
私が休職するまでに踏んだ、実際の手順
私の場合は、いきなり休職に入ったわけではなく、いくつかの段階を経て、療養生活がスタートしました。
ここから、実際の手順を、時系列で書いていきます。
①医療保護入院をきっかけに、職場の長へ連絡
私の場合は、うつ病の症状が悪化し、家庭生活を送ることも難しくなり、医療保護入院という形で入院することになりました。
そして、入院したそのタイミングで、職場の長に連絡し、勤務できないことを伝えました。
(これから、どんな手続きを踏んでいくんだろう…)
(職場の長は、どのような反応をするんだろう…)
不安は、もちろんありました。
しかしながら、家族のサポートのもと、電話で職場の長に状況を伝えると、職場の長は、想像していたよりも、淡々と事務的に話を受け止めてくれました。
教員のうつ病による休職は、決して珍しいことではなく、毎年約5,000人の教員が精神疾患で休職しているという報道もあります。
職場側にも、このような対応に慣れている部分が、確実にあるのだと感じました。
なお、職場とのやりとりは、本人ではなく、家族が窓口になって行うことを強くおすすめします。
私自身も、入院中に自分で職場と直接やりとりをすることは、体力的にも精神的にも、絶対に無理でした。
精神科医の解説を見ていると、うつ病の急性期には大きな決断や対人ストレスは避けた方がいい、とよく言われます。私の経験でも、対人対応そのものが、症状を悪化させる引き金になっていたので、この見方には深く納得しました。
②診断書を1通、職場へ提出
職場の長との話が一段落すると、病気休暇に入るために、医師の診断書を1通提出するよう求められました。
主治医に依頼し、診断書を作成してもらいます。
診断書に書かれる期間は、病院の方針によりますが、多くの場合、3ヶ月が最長とされていると聞きました。
私の場合も、最初の診断書の期間は、3ヶ月でした。
(3ヶ月か…そんなに早く治るものなのかな…)
療養を始めたばかりの頃は、そんな不安が頭をよぎりました。
しかしながら、3ヶ月経過後に、病状が改善していなければ、再度3ヶ月分の診断書を提出することで、病気休暇を継続できる仕組みになっています。
③半年の病気休暇終了後、「休職」へ切り替わる
私の場合は、6ヶ月間の有給の病気休暇を終えた時点で、まだ病状が改善していませんでした。
そのタイミングで、職場から「休職への切り替え手続き」の案内が届きました。
ここで必要になったのが、2名の医師による2通の診断書でした。
これは、病状の信憑性を確保するための事務的なシステムだと思いますが、診断書代が2倍になるうえ、同日に2名の医師による診察を受ける必要があり、想像以上に大きな労力でした。
(うつ病で頭が動かないのに、2人の医師の診察を1日で受けるのは、なかなかきついな…)
というのが、当時の率直な気持ちです。
私の場合は、入院していた大病院の系列クリニックに通っていたため、同じ日に2名の医師の診察を受け、即日で2通の診断書を受け取ることができました。
これが、個人クリニックに通っている方であれば、もう1つ別の病院を探し、そこで1から自分の状況を説明し、診断書を書いてもらうことになります。
休職を考えている方は、診断書の用意の段取りまで、事前にシミュレーションしておくことを、強くおすすめします。
2通の診断書を、家族を通して教育委員会に提出すると、後日「辞令書」が届きました。
辞令書には、休職期間が明記されており、これで正式に「休職」という身分に切り替わったことになります。
(やっと、落ち着いて療養に専念できるな…)
辞令書を受け取ったときの、その安心感は、今でも忘れられません。
④3ヶ月ごとに、診断書の更新を継続
休職を継続するためには、3ヶ月に1度、2名の医師による2通の診断書を、教育委員会に提出し続ける必要がありました。
私の場合は、3年間の休職期間中に、合計12回、この手続きを繰り返したことになります。
(3ヶ月に1度の手続き、結構な労力だな…)
特に、休職開始の初期は、病状が重く、2名の診察を1日で受けることそのものが、本当に辛い作業でした。
しかしながら、家族のサポートと、慣れたクリニックでの段取りのおかげで、なんとか3年間、この手続きを継続することができました。
休職全体の仕組みについては、教員がうつ病で休職できる期間はどのくらい?3年休職した元教員が給与変化も解説にも書いていますので、合わせて参考にしてください。
「いきなり休職できると思っていなかった」私が、伝えたいこと
私の場合は、休職するまで、これらの仕組みを、まったくと言っていいほど知りませんでした。
(休職したい、と思っても、すぐに休めるものなのか…)
(診断書をもらってから、申請して、承認されるまでに、何ヶ月もかかるんじゃないか…)
そんな漠然とした不安だけが、頭の中にありました。
しかし、実際に手続きを踏んでみて分かったのは、
– 医師の診断書があれば、病気休暇は比較的スムーズに開始できる
– 半年の病気休暇を経て、休職に切り替わる流れは制度として整っている
– 職場の長や教育委員会も、対応に慣れている
ということでした。
採用されたばかりの方、中堅の方、定年に近い方…どの立場の教員にも、この休職制度は等しく用意されています。
(知識を持って、戦略的に勤務する。それだけで、勤務人生は大きく変わるな…)
休職を経験した今、しみじみそう感じます。
もし、今、勤務を続けるのが本当に辛いと感じている教員の方がいたら、まずは医師に相談し、診断書を書いてもらうところから動いてみてもらえたら、と思います。
職場の長への連絡や、手続きの代行は、家族や信頼できる方に頼ることを、何よりも優先してください。
教員時代に職場で限界を迎えた瞬間については、教員はなぜうつ病になりやすい?15年勤めた元教員が職場で限界を迎えた瞬間にも書いていますので、よろしければ合わせて読んでみてください。
まとめ
教員がうつ病で休職するまでの手順を、3年間休職した私の体験から書いてきました。
私の場合は、
– 病気休暇(最初の6ヶ月):医師の診断書1通を提出して開始
– 休職への切り替え:2名の医師による2通の診断書を提出
– 休職継続:3ヶ月に1度、2通の診断書を提出し続ける
– 職場とのやりとりは、家族が窓口を担当
という流れで、3年半の療養生活がスタートしました。
「病気休暇」と「休職」は別の制度であり、合わせて3年半、身分を保ったまま療養に専念できる仕組みが、教員には用意されています。
うつ病は、決して終わりではありません。
私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
なお、本記事は私の体験談であり、休職や診断書の取得については、必ず主治医や、勤務先の教育委員会にご相談ください。
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くたった1つの道。
コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
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