こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。
3年間の休職を経て教員を退職し、フリーランスのWebライターとして動き出す前後の時期、私が家計の中で大きく見直した項目のひとつが、「車」でした。
教員時代、新車で購入した普通車を売却し、療養がある程度進んだタイミングで、軽自動車の中古車に切り替えました。
(本当に、これでよかったのかな…)
ハンコを押す直前まで、何度か手が止まったのを、今でもよく覚えています。
今回は、うつ病で休職・退職した私が、なぜ車を軽自動車の中古に替えたのか。
家計の節約だけではない、療養中ならではの「リスクを減らす」という視点から、率直に書いていきます。
教員時代の私は、車のことを「ほとんど考えずに」買っていた
私の場合、教員時代に乗っていた車は、新車で購入した大衆車の普通車でした。
買ったときの記憶を、正直に振り返ってみると、
(まわりの人もこの車種に乗っているし、家族で乗るならこれくらいの大きさだろう…)
その程度の判断で、ディーラーに行き、提示された見積もりを、ほとんどそのまま受け入れて契約していました。
ローンを組み、頭金を出し、月々の支払いと、毎年の自動車税、車検代、ガソリン代、任意保険…と、車にまつわるお金が、毎月の家計から、当たり前のように出ていく。
(車は、こういうものだから…)
そう思い込んでいたので、車を1台所有することの「総額」を、自分の手で計算してみたことは、一度もありませんでした。
毎日が業務に追われていた教員時代、家計簿すらつけていなかった私には、車のコストを冷静に見直す余裕も、知識もなかったのが、正直なところです。
うつ病で休職して、車を「数字で」見るようになった
転機になったのは、休職に入って、お金の勉強を始めてからでした。
リベ大の両学長の発信を毎日のように見るようになり、家計簿をつけ始め、固定費を1つずつ見直していく中で、
「車を1台所有し続けると、生涯で約4,000万円もの経費がかかる」
という考え方を知りました。
車体代、ガソリン代、保険代、駐車場代、自動車税・重量税、消耗品…これらを足し合わせて月換算すると、約66,000円。
ノートにこの数字を書き出してみたとき、
(月に66,000円も、車のために出していくのか…)
と、しばらく動けなくなったのを、今でもよく覚えています。
通帳の数字が、休職とともに、満額の手取りから8割、そして傷病手当金と、段階的に減っていく時期でした。
家計を見える化したことで、車という存在が、自分が思っていた以上に大きな「固定費の塊」だったことに、初めて気づきました。
休職中の手取りの変化については、教員がうつ病で休職したら給料はいくら?手取り32万→25万→20万円の3年間に書いていますので、よろしければご覧ください。
私が「軽自動車の中古を一括」に決めた3つの理由
休職中、車をどうするかは、家族とも何度も話し合いました。
退職を視野に入れ始めたタイミングで、最終的に「軽自動車の中古を、一括で購入する」という結論にたどり着きました。
そのように決めた理由は、3つあります。
①「値下がりするものに、大金を払いたくない」と思うようになった
お金の勉強を続ける中で、自分の中で1つの軸ができていきました。
それは、「値下がりするものに大金を払うより、値上がりするもの・お金を生むものに資金を回したい」という考え方です。
新車の大衆車は、買った瞬間から価値が下がっていきます。一方で、退職後の家計を考えると、私には、夫婦のNISAつみたて投資枠での積立や、米国高配当株ETFという「持っているとお金を生んでくれる資産」もありました。
(同じ何百万円を払うなら、値下がりするものではなく、資産が増える項目に支払いたいな…)
そう思うようになってから、新車を選ぶという選択肢は、自然と私の中から消えていきました。
②「ローンを組むこと」が、療養中の自分にとって重荷だった
もう1つの大きな理由が、ローンへの不安でした。
教員を退職した後、私はフリーランスのWebライターとして動き出す予定でした。フリーランスは、収入も労務環境も全てが自分の裁量に委ねられ、保障も手薄です。
(数年後、自分の体調や収入がどうなっているか、正直、自信を持って言えない…)
寛解にはまだ至っていない状態で、毎月決まった金額の車のローンが、何年も続く。
これは、療養中の私にとって、想像以上に重い圧迫感がありました。
退職金などのまとまった金額が手元に残っていたこともあり、「一括で買える金額の車を選ぶ」という方向に、自然と気持ちが向いていきました。
退職金については、うつ病で退職した元教員の退職金の計算方法は?休職期間が長いと減るって本当?にも書いています。
③「壊れるまで乗り切れば、車のコストは大きく下げられる」
3つめは、車との付き合い方そのものを変えたことです。
軽自動車は、普通車に比べて、自動車税も車検代も、ガソリン代も低く抑えられます。さらに、中古車であれば、新車のような「買った瞬間からの大きな値下がり」も避けられます。
(壊れるまでとにかく長く乗り続ければ、車にかかる総額をかなり下げられるな…)
そう考えてから、車に対しての気持ちが、大分軽くなりました。
精神科医の解説でも、療養期はとにかく「無理のない範囲で生活コストを下げ、心身の負担を増やさないこと」が大切だと、よく言われます。私の場合も、車という大きな固定費を抑えることが、結果として療養中の安心感に直結していきました。
「節約」というより、「リスクを減らすための選択」だった
軽自動車の中古車を一括で購入し、数年が経ちました。
(あの時、新車を買ってローンを組んでいたら、今の家計はどうなっていただろう…)
そう思い、ゾッとすることがあります。
退職後の家計は、月々の収入の柱の置き方が、教員時代から大きく変わりました。物価高が続き、フリーランスとしての収入には波があり、自立支援医療制度や児童手当のような公的な支えに、改めて感謝する日々です。
家計全体の組み方は、元教員→フリーランスのうつ病後の家計を公開にもまとめていますので、合わせて読んでいただければ幸いです。
そのような中で、車にかかるお金が「軽自動車の中古を、一括で買い切った金額」で止まっていることは、家計の安心感の土台のひとつになっています。
(節約のためというより、療養中の自分のリスクを減らすための選択だったな…)
今では、はっきりとそう感じます。
まとめ
うつ病で退職した私が、車を軽自動車の中古に替えた理由を、率直に書きました。
私の場合は、
– 教員時代は、車の総コストを計算せずに、新車の大衆車をローンで購入していた
– 休職中にお金の勉強を始め、車1台に生涯で大きな金額がかかることを、数字で知った
– 「値下がりするものに大金を払わない」「療養中にローンを抱えない」「壊れるまで乗り続ける」の3つの方針で、軽自動車の中古を一括購入する選択をした
車をどう持つかは、住む地域や家族構成、仕事の形によって、答えが大きく変わる項目だと思います。
ただ、療養中や、これから働き方を変えようとしている方にとって、車にかかるお金を1度、自分の手で数字にしてみることは、想像以上に大きな意味があるはずです。
うつ病は、決して終わりではありません。
私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
数字の不安は、数字で解決していけます。
コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
