うつ病になってから、家族には申し訳ないという思いが、ずっとありました。
一番ひどかった頃は、食事の準備も、買い物も、通院も、1人ではできない。妻や家族に支えられるばかりで、自分は家族の重荷になっている気がしていました。
でも、支えられるばかりに見えた日々の中で、家族は少しずつ変わっていきました。
困りごとを、みんなで乗り切るのがうまくなっていったんです。
うつ病は、私からたくさんのものを奪いました。
でも、奪われるだけではなかった。
一緒に越えてきた時間の分だけ、家族の力は、むしろ強くなっていきました。
支えられるばかりだった私も、いつの間にか、その輪の中に戻れています。
回復は、私1人の体調の話ではなくて、家族の力が育っていくことでもあるのだと思います。
