うつ病で教員を辞めた私がWebライターで    Fireを目指す実践ブログ|書籍化進行中!

うつ病で休職中の1日はどう過ごした?元教員が3年間でたどり着いた日課

うつ病で休職中の1日はどう過ごした?元教員が3年間でたどり着いた日課

※本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

こんにちは!

クロヒョウ先生@Webライターです。

「朝、布団から出られない。」

3年間の休職に入った最初の頃、私の1日は、この一文だけで終わる日が、何日も続きました。

身体に鉛が入ったような状態で、頭はボーっとして、動こうとしても、指1本動かすのにエネルギーがいる。

(今日も、何もできなかったな…)

夕方になって、ようやく少し動けるようになり、また夜が来て、足がムズムズして眠れない。

そんな日々の中で、3年かけて、私なりに辿り着いた「1日の過ごし方」があります。

今回は、うつ病で休職中の1日を、私がどのように過ごしてきたのか。

3年かけて少しずつ変わっていった日課を、紹介します。

休職初期|「1日中、布団の中」だった頃

私の場合、医療保護入院を経て退院し、自宅で療養生活が始まったのは、入院から3か月ほど経った頃でした。

退院後の最初の数か月は、本当に、ほとんどの時間を布団の中で過ごしていました。

朝、目を開けても、身体が鉛のように重く、起き上がれない。

昼前まで、ぼんやりと天井を見上げている。

ようやく昼過ぎに、なんとかトイレと昼食のために起き上がり、また布団に戻る。

夕方からようやく少し動けるようになり、夜に短い散歩へ。

戻ってきて、薬を飲んで、また布団へ。

これが、私の休職初期の「1日」のほぼ全てでした。

(こんな状態で、自分のこれからの人生は、大丈夫なんだろうか…)

布団の中で、不安と焦りが頭の中をぐるぐると回り続けていました。

しかし、主治医からは、

「不調の時は、とにかく休んでください」

「無理して動くと、反動で病状が悪化します」

と、何度も言われていました。

今振り返ると、この時期に無理をせず、ただひたすら休んだことが、その後の回復の土台になったと感じます。

休職初期の生活については、うつ病患者の療養生活はどんなかんじ?治療法は?にも書いていますので、よろしければ参考にしてください。

休職中期|「動ける時間」が少しずつ伸びてきた頃

休職に入って半年ほど経った頃から、少しずつ、動ける時間が伸びてきました。

最初は夕方からだったのが、昼過ぎ、昼前、と、動き始められる時間が、波を打ちながらも、少しずつ早まっていきました。

このタイミングで、主治医から、

「動ける時間に合わせて、家事や育児など、やることを、無理のない範囲で1つずつ増やしていきましょう」

と助言をもらい、日課に少しずつ「やること」を足していくことにしました。

私の場合、足していった順番は、以下のとおりでした。

– 朝、起きてカーテンを開ける
– 米を炊く
– 子どもたちの身の回りの世話
– 夕方、短い散歩に出る
– 夜、お風呂に入る前に、軽いストレッチをする

「やること」を足すと言っても、教員時代のような、分単位のスケジュールではありません。

「動けたらやる、動けなかったら休む」を前提に、それでも、できることが少しずつ増えていく感覚は、想像以上に、心の支えになりました。

外出は、ずっと苦手なままでした。

人と会うのが怖く、外に出るときは、マスクと帽子で顔を隠さないと、外を歩けない状態が今も続いています。

(誰かと目が合うのも、怖いな…)

それでも、夕方の散歩は、なんとか続けていました。

「運動療法は、薬物療法と同等の効果が期待される、副作用のない治療法」と知ってから、散歩の重みが、かなり大きなものとなったからです。

休職後期|「リズム」が回り始めた頃

休職に入って1年半ほどが過ぎた頃から、朝の不調が、少しずつ和らいできました。

それでも、起き上がってすぐにフル稼働、というわけにはいきません。

起床は6:45、リビングへ移動するのは7:10〜7:30、そこから、ようやく1日が始まる、という感じでした。

この頃に、自分なりに固まってきた1日の流れが、以下のようなものです。

– 6:45 起床
– 7:10〜7:30 リビングへ
– 朝食、子どもたちの見送り
– 午前 家事、お金の勉強、ポイ活、フリーランス関連業務、運動療法
– 昼食
– 午後 子どもたちの帰宅対応、夕食準備
– 夜 入浴、軽いストレッチ
– 21時〜0時の間に就寝

ここで支えになったのが、運動療法と、お金の勉強を日課に組み込んだことでした。

運動は、散歩から始まり、調子の良い時間帯にランニング、その後、水泳まで広げていきました。

運動をした日は、食事も睡眠も整い、心が穏やかになる実感があります。

お金の勉強は、休職中の不安そのものに、別の角度から向き合うための日課でした。

家計簿をつけ直し、固定費を見直し、制度を1つずつ調べ、ノートにまとめていく。

頭が動かない日も多い中で、本当に少しずつでしたが、

(数字の不安は、数字で解決していけるんだな…)

と、自分の中で何度も実感した時期でもありました。

休職中の制度面の流れは、教員はうつ病になったら休職できる?仕組みや手続きの方法は?に書いていますので、よろしければあわせてご覧ください。

3年かけて辿り着いた、私なりの「日課の作り方」

3年間の休職を振り返って、自分の中ではっきりした「日課の作り方」が、いくつかあります。

1つめは、「動けない時間に、無理して動かない」ことです。

朝、身体が鉛のように重い時間に、無理して立ち上がろうとすると、その日1日の調子が崩れます。

動ける時間を待って、動けるようになってから、自分の決めたことに取り組む。

これだけで、1日の調子を、良い状態に保ち続けることができました。

2つめは、「リズム化できる小さなアンカーを、生活の中に置く」ことです。

私の場合は、起床6:45、リビングへ7:10〜7:30、就寝21時〜0時という時間の枠と、運動・お金の勉強・フリーランス関連業務、という3つの軸を、生活の中に固定しました。

その日の調子で、中身の濃淡は変わっても、枠と軸だけは崩さない。

世の中の精神科医の解説でも、新しい習慣は、意志の力ではなく、生活リズムの中の決まった場所に組み込むのが理想、とよく言われています。

私の場合も、まさにそのとおりでした。

3つめは、「完璧な1日を目指さない」ことです。

教員時代の私は、1日の予定をびっしり埋めて、全部をこなすことに、自分の価値を置いていました。

しかし、休職中の1日は、その正反対の組み方をしないと、続きません。

(今日は、お金の勉強と散歩だけできれば、それで100点)

そう自分に言い聞かせる日が、3年の中で、数えきれないほどありました。

なお、本記事は私の体験談です。日課の作り方や運動の取り入れ方は、必ず主治医にご相談ください。

まとめ

うつ病で休職中の1日を、私がどう過ごしてきたのか。

私の場合は、

– 休職初期:1日中、ほぼ布団の中。夕方からの短い散歩だけが、唯一の活動
– 休職中期:動ける時間が少しずつ伸び、家事や育児を「無理のない範囲で1つずつ」追加
– 休職後期:起床6:45・リビングへ7:10〜7:30・就寝21時〜0時のリズムが固まり、運動・お金の勉強・フリーランス関連業務を軸に1日が回り始める

という形で、3年かけて、少しずつ「自分の1日」を組み直してきました。

「完璧な1日」、ではありません。

朝、布団から出られない日も、外に出るのが怖い日も、今でもあります。

しかし、「今日できることを、無理のない範囲で1つずつ」積み重ねた先に、教員時代の自分には想像もできなかった、穏やかな1日があったのも、また事実です。

うつ病は、決して終わりではありません。

私がそうであったように、新しい人生の始まりです。

小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くたった1つの道。

亀の進度で、コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。

それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!

クロヒョウ先生@Webライターでした!


📌 関連サービス(PR)

本記事の内容に関連して、興味のある方向けの参考情報です。

長期休職や退職を経て、自分のペースで働きたい方へ。
障がい者手帳(精神含む)をお持ちの方の転職を専門にサポートしてくれるエージェントです。

[PR] dodaチャレンジ(障がい者向け転職支援)

「働く前に、まず生活リズムや体調を整えたい」という回復初期の方へ。
自立訓練(生活訓練)で、無理のないペースで通うことから始められます。見学は無料です。

[PR] エンラボカレッジ(自立訓練・生活訓練)