うつ病で教員を辞めた私がWebライターで    Fireを目指す実践ブログ|書籍化進行中!

教員を辞めた私が「生活防衛資金」を先に作った理由|投資より貯蓄を優先した判断

教員を辞めた私が「生活防衛資金」を先に作った理由|投資より貯蓄を優先した判断

こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。

退職金の通知書を受け取った日、その金額を見ながら、私が最初に考えたのは、

(この命のお金は、まずは生活防衛資金に…)

ということでした。

3年間休職して教員を退職した私が、フリーランスのWebライターとしての新しい生活を始めるにあたって、最優先で取り組んだのが「生活防衛資金」を貯めることでした。

今回は、投資より先に生活防衛資金を作った理由と、その判断の背景にあった、フリーランスとしての不安と向き合った日々について、書いていきます。

生活防衛資金とは、生活費の「数ヶ月〜1年分」の現金

私の場合は、休職中にお金の勉強を始めたことで、「生活防衛資金」という言葉を、初めて知りました。

生活防衛資金とは、病気・失業・災害などで収入が途絶えたときに、生活を維持するための現金のことです。

目安としては、

– 会社員・公務員:生活費の6ヶ月分
– フリーランス:生活費の1年分

と言われています。

会社員や公務員は、社会保険制度の手厚さに守られているため、半年分で足りる。一方、フリーランスは、傷病手当金もなく、収入が途絶えるリスクが高いため、1年分は必要、という考え方です。

(なるほど、会社員・公務員と、フリーランスでは、必要な防衛資金の金額が、全然違うのか…)

この事実を知ったとき、退職後の自分のお金の組み立て方を、ゼロから見直さなければならない、と気づきました。

退職直後、私が直面した3つの不安

私の場合は、退職した時点で、収入の柱はほぼ妻の収入のみ、という状況になりました。

そして、フリーランスのWebライターとしての収入は、ほぼゼロ。

そのような中で、私が直面した不安は、大きく3つありました。

1つめは、うつ病の再発リスクでした。

何年も、月1の通院を続ける中で、寛解にはまだ至っていません。

(もし、また体調を崩して、しばらく働けなくなったら…)

フリーランスには、傷病手当金がありません。働けなくなった瞬間に、収入はゼロになります。

2つめは、Webライターとしての収入の不安定さでした。

クラウドソーシングで、ようやく初案件を獲得した頃の私は、1文字0.1円〜0.5円の世界で、コツコツ提案を続けている段階でした。

(来月も、再来月も、案件を取り続けられる保証はないな…)

そう感じる夜が、何度もある現状でした。

3つめは、家族4人を抱えているという責任でした。

妻と子ども2人。生活費は、毎月確実に出ていきます。

(もし、貯金を切り崩しながら、相場の下落も重なったら…)

うつ病の症状で、もともと不安感が強くなっている中で、お金の不安が重なると、療養そのものに悪影響が出ることは、目に見えていました。

クラウドソーシングで案件を取るまでの苦戦については、うつ病退職後にWebライターで初案件を取れた?元教員がクラウドソーシングで苦戦した話にも書いていますので、よろしければ参考にしてください。

投資より貯蓄を優先した理由

私の場合は、休職中からNISAでの積立投資は、毎月33,333円ずつ、コツコツと続けていました。

(投資は、長期で続けることが何より大事。だから、退職後も止めずに続けよう…)

その判断は、退職後も変えませんでした。

しかしながら、退職金などのまとまった金額を、全額投資に回す選択肢は、意識的に取りませんでした。

理由は、シンプルです。

投資した資金は、相場の状況によっては、必要なタイミングで取り崩せない可能性があります。

世界株全体の長期利回りは、年5〜7%と言われていますが、短期的には、大きく下落する局面が、何度もあります。

(もし、いざというときに、相場が下落していたら…)

そのとき、生活費を投資から取り崩そうとすると、含み損を確定させてしまうことになります。

預金の利回りは0.001%。投資の利回りと比べると、確かに微々たるものです。

しかしながら、預金には、

– いつでも引き出せる
– 元本が減らない
– 心の安心につながる

という、利回りでは測れない価値があります。

うつ病の療養を続けている私にとって、この「心の安心」は、想像以上に大きな意味を持ちました。

精神科医の解説を見ていると、不安感の強い時期は、お金の不安が再発の引き金になりやすい、とよく言われます。私の経験でも、休職中に通帳の数字を見て不安になる夜が、何度もあったので、この見方には深く納得しました。

生活防衛資金が「心の余裕」を作ってくれた

私の場合は、退職金などのまとまった金額を、生活費の1年分を超える金額まで、現金で確保することを意識しました。

そして、その現金を、しばらくは絶対に手をつけない「聖域」として、別口座に分けて管理することにしました。

(この口座のお金は、最後の砦。何があっても、ここから取り崩すのは最終手段にしよう…)

そう自分に言い聞かせながら、フリーランスとしての毎日を、組み立て直していきました。

結果として、生活防衛資金を確保できていたことが、私の中で、想像以上に大きな「心の余裕」を作ってくれました。

クラウドソーシングで、不採用通知が続いた日も。

体調が悪化して、数日間動けなくなった日も。

物価高で、毎月の生活費が想定より膨らんだ日も。

(大丈夫。1年分以上の生活費は、現金で確保できている…)

そう思えるだけで、目の前の不安に、必要以上に飲み込まれずに済みました。

そして、心に余裕があるからこそ、低単価の案件にも、焦らずに向き合えるようになりました。

また、高配当株の配当金が振り込まれてくるたびに、(このようなシステムに参加できているだけでも有難いな…)としみじみ思える余裕も、生活防衛資金があってこそだと思っています。

家計の組み立て方の全体像については、元教員→フリーランスのうつ病後の家計を公開にも書いていますので、合わせてご覧ください。

まとめ|順序を間違えなければ、家計は守れる

うつ病で退職した元教員の私が、投資より先に生活防衛資金を作った理由は、シンプルでした。

– フリーランスには、傷病手当金がない
– うつ病の再発リスクがある
– 収入が不安定で、いつ途絶えてもおかしくない
– 家族4人を抱えている

これらの条件が重なっている状況で、退職金の全額を追加の投資に回すのは、私には、リスクが大きすぎると判断しました。

NISAの積立は止めず、それとは別に、現金で1年分以上の生活防衛資金を確保する。

この順序を守ったことで、フリーランスとしての不安定な日々の中でも、心の余裕を持って、コツコツと前に進むことができています。

うつ病は、決して終わりではありません。

私がそうであったように、新しい人生の始まりです。

数字の不安は、数字で解決していけます。

コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。

それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!

クロヒョウ先生@Webライターでした!