うつ病がひどかった頃、私は夜がいちばんつらい時間でした。
布団に入って目を閉じても、足がムズムズして、動かさずにはいられない。
疲れきっているのに、体のどこかがずっと張りつめていて、眠りたいのに眠れない夜が、来る日も来る日も続きました。
つらいのは心だけだと、当時の私は思っていました。
でも今になって振り返ると、心だけでなく、体そのものが休み方を忘れていたのだと思います。
気を抜くこと、力を抜くこと、ただ横になって眠ること。
あたりまえだったはずのそれが、いつのまにかできなくなっていました。
それでも、少しずつ回復していくにつれて、体は自然にほどけていきました。
ある夜、気づいたら朝まで眠れていた。
そんな日が、少しずつ増えていったのです。
もし今、眠りたいのに眠れない夜を過ごしている方がいたら、それはあなたの心が弱いからではなく、体が張りつめているサインなのかもしれません。
休み方は、回復とともに、体がまた思い出してくれます。
