教員だった頃は、休みもほとんど取らず、仕事だけの毎日でした。
平日も土日も仕事のことを考えていて、生活の全部が仕事でできていました。
それが当たり前だと思っていましたし、そのほかの過ごし方を知りませんでした。
うつ病になって仕事を離れたとき、自分には何も残っていない気がしました。
朝起きても、行く場所がありません。
仕事がない自分に、どんな役割があるのか分かりませんでした。
家族の生活は続いていくのに、自分だけがその外側にいるような感覚でした。
変わったのは、家事と育児が私の大事な仕事になってからです。
食事のことを考え、家の中を整え、子どもたちの毎日にメインで付き合う。
仕事だけでなく、家の中にも自分の役割があることを知り、回復につながっていきました。
教員を離れても、役割はなくなりませんでした。
家の中に、私の役割がありました。
