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こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。
休職を始めたとき、教育委員会から、【職場復帰の手引】という資料を受け取りました。
(こんなにしっかりした仕組みが、用意されていたのか…)
その中に、今の私が、休んでいる先生に一番伝えたいと思う考え方が書かれていました。
「日常生活が可能な程度の回復」と「職場復帰が可能な回復」は、同じものではない。
私は、3年間の休職期間を満了した後、教員を退職しました。手引に書かれていた復帰の制度は、実際には利用していません。
それでも、寝たきりの状態から少しずつ動けるようになった3年半を振り返ると、この考え方を知っているかどうかで、休む時間の過ごし方は変わると思います。
今回は、うつ病で休職した私の療養の流れと、職場復帰の手引に書かれていたことを重ねながら、休んでいる先生に知っておいてほしいことを書いていきます。
休む前の私は、休職の仕組みを何も知らなかった
私の場合、休職に対する知識がない状態で、病状が悪化し、半ば強制的に休職せざるを得ない状況でした。
最初の6ヶ月は有給の病気休暇、その後の3年間は休職という形で、合計3年半、教員という身分を保ったまま療養しました。休めた期間や、休むまでの手続きは、教員がうつ病で休職するまでの手順|病気休暇との違いを元教員が解説に書いていますので、ご参考ください。
休職を始めてから、教員には、休むための仕組みも、職場に戻るための仕組みも、しっかり用意されていると知りました。
(最初から知っていたら、もっと早く休めたな…)
知識があれば、もっと早く、戦略的に休職していたと思います。
もしも今、体調が優れない日が続いているのに、休むことをためらっている先生がいたら、まずは仕組みがあることを知ってほしいと思います。
職場とのやりとりは、家族に窓口をお願いした
私の場合、休職を始めると、職場の長や休職の担当者との公的なやりとりが、年単位で続きました。
休むことへの罪悪感があり、職場の人間関係で病気が悪化している部分もあったため、職場の長と直接やりとりすることは、気持ちの上でとても重いものでした。
そこで、職場とのやりとりの窓口は、家族にお願いしました。休職を続けるための診断書も、家族に職場へ持っていってもらいました。
職場復帰の手引にも、家族の役割として「学校との連絡窓口」がはっきり書かれていました。休む本人が、無理に職場と向き合わなくていい。そう書かれていることは、休む側にとって大きな支えになると思います。
代わってくれる人がいない場合は、対面でのやりとりを避け、できるだけオンラインでのやりとりにするだけでも、負担はかなり減ると思います。
「日常生活ができる回復」と「職場に戻れる回復」は違う
私の場合、退院してしばらくは、夕方くらいまで体が思うように動かず、ほぼ寝たきりの状態でした。動けるのは夕方からで、夜に散歩をするのが日課でした。
少しずつ動ける時間が長くなり、昼前から動けるようになると、主治医から、活動時間に合わせて、家事や育児などのやることを、無理のない範囲で1つずつ増やしていこう、と助言をもらいました。調子の良い時間帯には、ランニングもできるようになりました。
そして休職の後期には、朝の不調以外は、ほぼ普通に活動できるようになりました。
(ここまで動けるなら、もう大丈夫かな…)
そう思える時期が来ても、職場復帰の手引は、日常生活ができる回復と、職場に戻れる回復は別のもの、としていました。教育委員会では、療養期間が90日を超える場合などに、概ね4週間程度の職場復帰訓練を設けていて、「勤務に合わせた時刻に起床・就寝ができている」「通勤時間帯に1人で安全に職場に向かうことができている」といった目安が示されていました。
家で普通に動けることと、毎朝決まった時刻に職場へ向かえることは、確かに別のものです。
手引の家族向けの部分にも、病状が良くなってくると本人が職場復帰を焦る傾向があるため、無理をさせないように、と書かれていました。
休んでいる間は、早く戻らなければと焦りやすいと思います。だからこそ、この記事を読んでくださっている皆さんには、「日常生活ができる」と「職場に戻れる」を分けて、ご自身の回復を落ち着いて見てほしいと思います。
手引には、相談無料のカウンセリングも紹介されていました。手引の中身は教育委員会によって違うと思うので、休むことになったら、1度目を通してみてはいかがでしょうか。私が受け取った手引の全体は、教員はうつ病になったら休職できる?仕組みや手続きの方法は?に書いていますので、ご覧ください。
まとめ
うつ病で休職した私の療養の流れと、職場復帰の手引に書かれていたことを書きました。
私の場合は、
・休職の知識がないまま、半ば強制的に休職することになった
・最初の6ヶ月は有給の病気休暇、その後3年間の休職で、合計3年半療養した
・職場とのやりとりは、家族に窓口をお願いした
・寝たきりの状態から、休職の後期には朝の不調以外はほぼ普通に動けるようになった
・手引には、日常生活ができる回復と、職場に戻れる回復は違う、と書かれていた
という流れでした。
私自身は復職しませんでしたが、戻る道がここまで整えられていると知っておくだけで、休む時間の過ごし方は変わると思います。復職するか、退職するかで迷っている方は、うつ病で休職中の教員へ|元教員が冷静にまとめた『復職する/退職する 判断のための30の質問チェックリスト』もご覧ください。
うつ病は、決して終わりではありません。
私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くたった1つの道。
コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
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