こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。
ふるさと納税のサイトを開いて、寄付上限額のシミュレーターに、休職中の傷病手当金の金額を入力したときのこと。
画面に出てきた上限額の少なさに、思わず二度見しました。
(あれ、教員時代の半分以下になっているな…)
3年間休職して退職した元教員の私が、休職中にふるさと納税をやってよかったのか、率直に書いていきます。
休職前のふるさと納税の上限額と、何に使っていたか
私の場合は、教員として勤務していた時代から、ふるさと納税を毎年利用していました。
リベ大で「お金の勉強」を始めてから、ふるさと納税は「やらない理由がない制度」として、家計の最適化の中に組み込んでいたからです。
教員時代の私の場合、楽天市場の楽天ふるさと納税アプリから、毎年寄付の手続きを行っていました。
(楽天ポイントも貯まるし、返礼品ももらえるし、税金も控除される…これは本当にすごい制度だな…)
と、毎年12月に駆け込みで手続きをしながら、しみじみ感じていたものです。
返礼品は、お米・麦茶・トイレットペーパーといった、日常の生活に直結する実用品を中心に選んでいました。
子ども2人を育てる4人家族の食卓にとって、ふるさと納税の返礼品は、家計の大きな助けになっていました。
休職中、ふるさと納税の上限額はどう変わるのか
ここから本題です。
うつ病で休職に入ると、収入は段階的に下がっていきます。
私の場合は、
– 病気休暇の最初の6ヶ月:給与満額支給
– 休職1年目:給与の8割支給
– 休職1年経過後:給与0円→傷病手当金(給与の約3分の2)に切り替え
という流れで、3年半にわたって療養期間を過ごしました。
休職期間中の手取りの変化については、教員がうつ病で休職したら給料はいくら?3年休職した私の手取りを正直に公開しますにも書いていますので、合わせて読んでいただけたら幸いです。
ふるさと納税の上限額は、「その年の課税所得」を元に計算されます。
つまり、
– 病気休暇中(6ヶ月):給与満額のため、課税所得は通常通り
– 休職1年目(8割支給):課税所得が約8割に減少
– 休職2年目以降(傷病手当金):傷病手当金は非課税のため、課税所得は0円換算
という流れで、私の課税所得は、休職期間が進むごとに、ゆるやかに、しかし確実に下がっていきました。
(傷病手当金は非課税の手当だから、ふるさと納税の上限額の計算には入ってこないのか…)
これを初めて知ったときには、思わず頭を抱えました。
つまり、傷病手当金の支給に切り替わった休職2年目以降は、その年に給与所得がほとんどない状態になるため、ふるさと納税の上限額が、想像以上に小さい数字になっていたのです。
実際にやってみた、休職中のふるさと納税
私の場合は、休職に入って迎えた最初の12月、いつも通り、楽天ふるさと納税のシミュレーターに、その年の見込み収入を入力してみました。
病気休暇期間の満額の給与と、休職に切り替わってからの8割支給を合計した、その年の課税所得の見込み額です。
シミュレーターの結果は、教員時代の上限額の、半分以下の数字でした。
(半分以下か…これだと、家族の食費の足しにできる返礼品の数も、かなり減るな…)
しかしながら、上限額の範囲内で、お米・トイレットペーパーなどを選び、その年もふるさと納税を行いました。
問題は、休職2年目以降でした。
その年の給与所得は0円、収入は傷病手当金のみ。
シミュレーターに入力する給与所得は、ほぼ0円に近い状態でした。
(今年は、ふるさと納税できる金額が、ほとんどないな…)
それでも、住民税は前年度の所得を元に決定されるため、その年は住民税の支払いが続いていました。
ただ、ふるさと納税の控除は「その年の所得税と翌年度の住民税」から行われるため、その年の課税所得がほぼ0円となると、控除できる金額も、ほぼなくなります。
休職2年目以降は、ふるさと納税の利用を見送る形になりました。
やってよかったのか、やらないほうがよかったのか
ここが、本記事で一番伝えたいところです。
私の場合の結論を、率直に書きます。
病気休暇中と休職1年目は、ふるさと納税をやってよかった。
休職2年目以降は、無理にやらなくてよかった。
これが、3年半の療養期間を振り返って、今思うことです。
病気休暇中は、給与満額支給の期間です。
療養に専念しなければならない時期ですが、ふるさと納税の手続き自体は、楽天ふるさと納税アプリからだと、想像以上にシンプルで、体調が悪い日でも、なんとか進めることができました。
(うつ病で頭が動かないのに、よくやれたな…)
と、今振り返っても思いますが、家計に直結する制度だったからこそ、なんとか踏ん張れたのだと思います。
しかしながら、休職2年目以降のように、その年の課税所得がほぼ0円に近い状態では、ふるさと納税のメリットは、ほぼゼロになります。
うつ病で頭が動かない時期に、メリットの薄い手続きに労力を割くのは、結果的に体調を悪化させる原因にもなりかねません。
精神科医の解説を見ていても、療養期間中は「やらなくていいことは思い切ってやらない」判断がとても大切だ、とよく言われています。私の経験でも、本当にその通りだと感じました。
休職中にふるさと納税を検討する方へ、3つの確認ポイント
私の場合の体験から、休職中にふるさと納税を検討する方に、お伝えしたいポイントを3つ書いておきます。
1つめは、その年の課税所得を、できるだけ正確に見積もることです。
病気休暇中の満額給与、休職に切り替わってからの8割支給、傷病手当金への切り替えタイミング。
これらを月単位で計算し、その年の課税所得の見込み額を出してから、ふるさと納税サイトのシミュレーターに入力することをおすすめします。
2つめは、傷病手当金は非課税のため、上限額の計算には入らないことを、必ず押さえておくことです。
ここを誤解したまま手続きを進めると、上限額を超えた寄付になり、自己負担額が増えてしまう可能性があります。
3つめは、無理にやらないという選択肢を、最初から持っておくことです。
ふるさと納税は、課税所得があるからこそ恩恵を受けられる制度です。
その年の課税所得がほとんどない場合は、思い切ってやらない年と決めることも、療養生活の中では、大切な判断だと感じています。
まとめ
うつ病で休職中にふるさと納税をやってよかったのか。
私の場合は、
– 病気休暇中(給与満額支給):上限額は教員時代と同水準、やってよかった
– 休職1年目(給与8割支給):上限額は教員時代の半分以下、それでもやってよかった
– 休職2年目以降(傷病手当金):課税所得がほぼ0円のため、やらない判断に切り替えた
という流れになりました。
ふるさと納税は、課税所得がある期間にこそ意味のある制度です。
休職期間が進むごとに、ふるさと納税の上限額は確実に下がっていくので、毎年の見込み収入を踏まえて、無理のない範囲で判断することが大切だと感じています。
うつ病は、決して終わりではありません。
私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
数字の不安は、数字で解決していけます。
コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
