※本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
こんにちは!
クロヒョウ先生@Webライターです。
5年以上、月1の通院を続け、抗うつ薬を1日も欠かさずに飲み続けている私。
「いつまで、この薬を飲み続けるんだろう…」
ふと、そんなことを考える夜があります。
3年間の休職を経て教員を退職し、フリーランスのWebライターとして暮らしている今も、寛解には至らず、減薬はできているものの、断薬はできていません。
今回は、「うつ病の薬はいつまで飲み続けるのか」というテーマで、5年以上服薬している元教員の私が、断薬に踏み切れない理由を、実体験を元に書いていきます。
5年通院しても、私はまだ薬を飲み続けている
私の場合、医療保護入院をしたところから、本格的なうつ病治療がスタートしました。
入院期間中に、医師の観察下で、薬の副作用を見極めながら、自分に合った薬を時間をかけて丁寧に決めていった経緯があります。
退院後、最初の3ヶ月は2週間に1回、その後は月1回のペースで、通院を続けています。
通院しながら、毎日薬を飲み続けて、5年以上。
(こんなに長く薬を飲み続けることになるとは、入院した当初は思ってもいなかったな…)
というのが、正直なところです。
うつ病になる前は、薬とは無縁の生活を送っていました。風邪を引いても、市販薬で済ませてしまうタイプだったので、毎日決まった薬を飲み続けるという生活そのものが、最初は面倒で、違和感しかありませんでした。
しかし、入院時に医師から「うつ病の薬は、飲めばすぐに効いて治るような性質のものではなく、寛解まで数年単位で飲み続け、減薬にも慎重を期し、断薬は寛解が一定期間維持されてからするものです」と説明を受けたため、覚悟を決め、今日までの毎日の服薬を続けてきました。
主治医からは「寛解が一定期間続いてから断薬」と言われている
精神科医は転勤が多いため、現在は5人目の主治医に診察をしてもらっています。
これまで5人の主治医に診てもらってきましたが、薬についての方針は、どの方も基本的に同じでした。
「焦って減薬しない。寛解の状態が一定期間続いてから、慎重に減薬・断薬を検討する」
というスタンスです。
(早く薬から卒業したいな…)
という気持ちは常にありますが、急いで減薬すると再発リスクが高まり、これまでの療養期間が振り出しに戻ってしまう可能性があります。
入院、休職、退職と、人生を大きく組み直してきた私としては、ここで再発のリスクをとる選択は、どうしてもできない、というのが本当のところです。
「飲まなくても大丈夫かも」と思った日に起きたこと
5年以上の通院の中で、一度だけ、(今日は調子がいいから、飲まなくても大丈夫かも…)と思った日がありました。
正確には「思った」だけで、勝手に薬を抜くようなことはしていません。
しかしながら、その日の夜、ふとした拍子に、休職に入る前の、職員室で手が震えていた夕方のことが頭をよぎりました。
(あの状態に、もう一度戻ったら…)
その瞬間、背筋にゾッとするものが走り、自分の判断で薬を止めるという選択肢は、自分の中から完全に消えました。
教員時代に職場で限界を迎えた瞬間については、教員はなぜうつ病になりやすい?15年勤めた元教員が職場で限界を迎えた瞬間にも書いていますので、よろしければご参考ください。
うつ病は、再発率がかなり高い疾患だと言われています。
寛解していない状態で、自己判断で薬を止めることは、これまで積み上げてきた療養を、一瞬で崩してしまうリスクがあるからやめたほうがいい──というのが、5年通院してきた私の実感です。
薬を続けながら、私が大事にしている3つのこと
薬を飲み続けることへの不安や疑問は、もちろんあります。
しかしながら、「ただ薬に頼るだけ」にならないよう、私の場合は、薬物療法と並行して、3つのことを大事にしてきました。
1つめは、運動療法です。
精神科Youtuberの動画から、「運動療法は、薬物療法と同等の効果があり、副作用がない」という知識を得て、退院後、散歩・ランニング・水泳などを生活に組み込んできました。運動をした日は、食事も睡眠もしっかりとれ、心も穏やかになる実感があります。
2つめは、生活リズムを崩さないことです。
私の場合、起床6:55、リビングへ7:00、就寝22時〜23時のリズムを、毎日守っています。療養期間に身に染みて分かったのは、生活リズムが崩れると、薬を飲んでいても、心身の状態は確実に悪化していくということでした。
3つめは、自立支援医療制度をフル活用して、通院を「続けやすい状態」にしておくことです。
私の場合は、自立支援医療制度を申請したことで、医療費の自己負担が3割→1割になっています。診察代が約500円、薬代が約330円。月にすると、合計約830円です。
(このような制度があるからこそ、5年も無理なく通院を続けられているんだな…)
と、毎月の支払いのたびに、しみじみ思います。自立支援医療制度を含めた家計のやりくりについては、元教員→フリーランスのうつ病後の家計を公開にも書いていますので、参考にしていただけたら幸いです。
「いつまで」より、「どう付き合うか」へ
最初の頃は、「いつまで薬を飲み続けるんだろう」という問いが、頭の中をぐるぐると回り続けていました。
しかし、5年経った今、その問いはずいぶん和らいでいます。
代わりに、「薬と、どう付き合っていくか」を考えるようになりました。
うつ病の薬は、メガネのようなもの、と捉えています。
視力が弱い人がメガネをかけるように、脳が一時的に弱っている人が、薬で生活を支える。
(メガネと同じように、必要な期間、薬に自分の生活を助けてもらえばいいんだよな…)
そう考えられるようになってから、薬を飲むことへの抵抗感は、ほぼなくなりました。
もちろん、いつか主治医とともに、断薬を慎重に検討する日が来るとも思っています。
しかし、その日は、自分が焦って決める日ではなく、心身の状態が、自然にそれを許してくれる日でなければならない──と、感じています。
まとめ
うつ病の薬は、いつまで飲み続けるのか。
私の場合は、
– 5年以上、月1の通院と日々の服薬を継続中
– 主治医の方針は「寛解が一定期間続いてから慎重に減薬・断薬」
– 自己判断で薬を止めることは、再発のリスクがかなり高い
– 薬物療法に加えて、運動療法・生活リズム・自立支援医療制度を併走
という形で、薬と付き合い続けています。
断薬に踏み切れないのは、決して後ろ向きな理由ではなく、これまで積み上げてきた療養と、新しく組み直した人生を、守るための選択です。
うつ病は、決して終わりではありません。
私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
焦らず、主治医と相談しながら、自分のペースで、コツコツと、一歩一歩、やっていきましょう。
なお、本記事は私の体験談であり、薬の減薬・断薬については、必ず主治医にご相談ください。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
📌 関連サービス(PR)
本記事の内容に関連して、興味のある方向けの参考情報です。
