こんにちは!クロヒョウ先生@Webライターです。
「復職すべきか、退職すべきか。」
うつ病で休職中の方が、最も悩まれることのひとつではないでしょうか。
私も、3年間の休職期間中、ずっとこの問いと向き合い続けました。
今回は、私がなぜ復職の道を選ばず、退職を決断したのか。その「本音」を、3つのターニングポイントとともに、実体験をもとにお話しします。
—
この記事でわかること
– 復職をやめようと思った3つのターニングポイント
– 退職を決断して、その後どうなったか
—
私は、中学・高校の教員として約15年間勤務した後、うつ病を罹患し、3年間の休職を経て退職しました。その後、現在はフリーランスのWebライターとして生活しています。
同じような状況で「復職か退職か」と悩んでいる方に、少しでも参考になれば幸いです。
—
ターニングポイント①:「職場への恐怖心」が消えなかった
「職場」という言葉を思い浮かべるだけで、体が反応するようになっていました。
具体的には、動悸・息切れ・強い倦怠感です。
主治医に相談すると、「それは、まだ職場のことを考える準備ができていないサインかもしれません」と言われました。
(そうか。体が感覚的に反応しているんだな…)
学校の職員室の雰囲気、管理職との関係、膨大な業務量、終わらない部活動指導。
うつ病を罹患する前から、ずっと限界だったのに、無理をして続けてきた場所に、また戻る。
そのことを想像するだけで、体が「ノー」と言っていたのです。
—
ターニングポイント②:主治医に言われた「正直なひと言」
ある通院のとき、主治医に正直に話しました。
「病状はよくなってきているのですが、学校に戻ることを考えると、体がどうしてもマイナスに反応してしまって…」
主治医は、少し間を置いてから、こう言いました。
「あなたの場合、同じ職場環境に戻ることが、再発のリスクを高める可能性があります。」
(あ、先生も、同じことを感じていたんだな…)
その言葉を聞いたとき、不思議と、涙よりも「ホッとした」感覚が先に来ました。
「戻らなくていいかもしれない…」
主治医からの言葉は、私の中で、ひとつの大きな判断材料になりました。
うつ病の治療において、環境の変化が回復を助けることは少なくありません。同じ環境に戻ることが、必ずしも正解ではない、ということを、このとき強く実感しました。
なお、復職・退職の判断は、必ず主治医にご相談ください。人によって状況は全く違いますので、私の体験はあくまで参考のひとつとして捉えていただければと思います。
—
ターニングポイント③:学校側との面談で感じた「温度差」
休職から2年が経過した頃、家族と学校の管理職との面談の機会がありました。
そのとき、管理職からこんなことを言われたそうです。
「復職するなら、早めに意向を伝えてほしい。来年度の人員配置があるから。」
(あ…そうか…学校は、私のことを「人員」としか見ていないんだな…)
悪意はないと思います。学校運営上、当然の事務的なやり取りです。
しかしながら、その言葉を聞いた瞬間、私の中で、何かがスッと決まりました。
「命を懸けて、無理をしてまで、この場所に、戻らなくていい。」
15年間、心と体を壊してまで守ろうとしてきた「教員」という仕事が、このとき初めて、遠く見えた気がします。
この面談での言葉が、最後の後押しになりました。
—
退職を決断して、後悔はひとつもない
3つのターニングポイントを経て、私は退職を決断しました。
正直なところ、当初は不安しかありませんでした。
(退職したら、収入はどうなる?家族を養えるのか…)
(教員以外で、自分に何ができるんだろう…)
(もし次の仕事が見つからなかったら、どうする…)
しかしながら、退職後のフリーランスとしての歩みを始めてから、少しずつ気づいたことがあります。
私には、教員時代に培った「文章力」「説明力」「コツコツと継続する力」がありました。
それが、今のWebライターとしての仕事に、確実につながっています。
詳しくはうつ病で教員退職後にフリーランスへ転身|収入ゼロから立て直した3つの方法にも書いていますが、退職後も、丁寧に一歩ずつ進んでいけば、道は必ず開けます。
人生万事塞翁が馬、とは、まさにこのことだと思っています。
—
まとめ
今回の記事をまとめます。
– ターニングポイント①:「職場への恐怖心」が消えなかった
– ターニングポイント②:主治医から「同じ環境への復職はリスクが高い」と言われた
– ターニングポイント③:学校側との面談で、埋めようのない「温度差」を感じた
「復職か、退職か。」この問いに、万人共通の正解はありません。
しかしながら、自分の体と心が正直に「ノー」と言っているときには、その声に耳を傾けることが、とても大切だと思います。
今、休職中で悩んでいる方も、大丈夫です!
焦らず、亀の進度でいい。コツコツと、自分のペースで進んでいきましょう。
うつ病は、決して終わりではありません。私がそうであったように、新しい人生の始まりです。
それでは、今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
クロヒョウ先生@Webライターでした!
