うつ病で通院を始めた頃、診察の時間は、10分ほどでした。
私は、何の準備もせずに、体一つで診察に出向いていました。
短い時間の中で、自分の病状や、生活の様子を、全部伝えることは難しく、帰り道で言い忘れに気づいては、後悔する日が続きました。
体調が少し安定してきた頃から、私は、伝えたいことを事前にメモに書くようにしました。
起きた時刻、動けるようになった時刻、寝た時刻、そのときの病状、人と会うときの様子、できるようになった行動、先生に聞きたいこと、次回の診察日…
書き出してから、診察に持っていきました。
言い忘れは、なくなりました。
診察のあとには、先生からの助言をメモに書き足して、妻にも送りました。
自分がどんな状態で過ごしてきたのかが、はじめて自分の目に見えるようになりました。
伝えきれないから、メモに書いて持っていく。
それだけのことで、通院の質が大きく変わりました。
